【愛犬が股関節形成不全】レーザー治療を体験レポート・日常で気を付けることまとめ

今回の記事はレポートとなっています。

全ての股関節形成不全の子に当てはまるという訳ではなく、あくまでも”ルナの場合”です。一例としてお読みください。

こんにちは、しかくです。

我が家にはボーダーコリーが2頭います。

  • 左 / ルナ 2歳
  • 右 / アリス 11ヵ月

ルナの方が1歳になる時に股関節形成不全・軽度と診断されました。歩いたり走ったりはすることはできますが、運動をしすぎるとモンローウォークが酷くなり、歩くのもゆっくりになります。

レントゲンを撮り診断した病院では「股関節形成不全の場合は絶対安静が基本」と言われました。しかしルナの性格上、走らないととストレスになってしまう為、相談の元「ジャンプは禁止・平行に走るのはOK」という生活を送っていました。

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みなとよこはま動物病院に行って来ました

レーザー療法(レーザー治療)を知るまでの経緯

ブログを見て下さった方から別件でメッセージを頂きました。やりとりをする中で、ご自身のボーダーもパテラでしたがレーザー療法や食事療法で日常生活を送れるようになったとお聞きし、レーザー療法に興味が湧き病院を紹介して頂きました。

\ ルナが股関節形成不全と診断されるまで /

動物病院を予約から来院まで

ネットで調べたところ、みなとよこはま動物病院は整形外科で有名な病院だそうです。

予約から来院まで
  • 2023/06中旬
    HPから電話予約
  • 2023/06/26
    14:45
    15時に予約したので15分前に到着受付

    遠方だったため、アリスも連れて行きました。同伴していいかお聞きしたところOKを頂きました。

  • 15:45~
    診察開始

    人気の病院なので待ち時間は長かったです。
    後ほど調べたところ階段上にドッグランもあったそうです!

  • 診察・触診・レーザー療法
  • 16:40
    診察終了・お会計

    丁寧に診て頂きました。時間に余裕がある日に行くことをおすすめします。

診察内容

みなとよこはま動物病院の方針として「対処療法、予防療法、健康の維持などの一次診療を実践」しているそうです。外科手術は最終選択だそうです。

体重測定

ルナ 12.45kg

子犬の頃はご飯を多めにあげていたので、15kgまでありました。その後は運動をしたりして1歳~2歳の間は13kgをキープ。股関節形成不全と診断されてから、太らせないように気を付けて過ごしていました。

ルナの骨格、病気を考慮して今の体重がベストと言われたので引き続き維持に努めます。

触診

以前別の病院でレントゲンを撮っていたので、それを元に触診のみでした。

レントゲンを見せる前に、触診だけで左側の股関節が悪いことを言い当てて驚きました…!

元気な子とルナの何が違うか、股関節についてとても詳しく説明してくれました。

ルナは筋肉量があると褒めて頂き、「普通に歩く分には痛みは感じていない。沢山遊びすぎたあと、後ろ足を舐めていたら痛みを感じている証拠」とのこと。

しかく
しかく

日常生活の中で痛みを感じていないようで本当に良かったです

後ろ足を舐めていたら「アンチノールを飲ませるのがオススメ」と教えて頂きました。

しかく
しかく

何かあったらすぐ飲ませるように常備するようにしました!

レーザー療法

クラスⅣ レーザー療法を行いました。

レーザー療法(病院で頂いた資料を引用しています)

効果
  • 全ての外傷、手術後の治癒促進、炎症性疾患に適用(腫瘍を除く)
  • 患部の血流を増加させることにより、修復幹細胞を患部に集合させる。それに伴い停滞している老廃物を取り除くことで組織の治癒を促進。
副作用
  • 照射部位に軽度の充血や痛み、違和感を伴うことがありますがすぐ消退します。

レーザー療法で股関節形成不全が治るということではありません。炎症起こしている箇所の老廃物にレーザー照射することで、老廃物を取り除くことができる。その後は自然治癒力により、組織の治癒を促進する形です

ルナの場合は筋肉がよく付いているので、関節の動きを維持するためにレーザー療法を行いました。

レーザーは直接見てはいけないので専用のゴーグルをします(付き添いのアリスもです)。私たち人間もサングラスを付けました。

ルナは初めてのレーザー療法。最初は困惑していましたが、大人しく施術されていました。

アリスはゴーグルが嫌で何度も取り外していました…!笑

診察料金

  • 初診料 ¥2,000
  • 検診 ¥1,000
  • レーザー治療 ¥3,000
  • 合計 ¥6,600(消費税込み)

これから気を付けること

股関節形成不全と付き合っていくために、教えて頂いた方法を以下にまとめました。

※あくまでも運動がまだできる軽度の股関節形成不全の場合です。

体重管理

体重が増えると股関節に負担がかかるので、今の体型をキープします。

夏場は運動量が減るので、より一層気を引き締めて維持に努めます。

ルナは走ることが好きなおかげで筋肉がよく付いており、そのお陰で歩けているし怪我もしにくいと言われました。筋肉もキープするように努めます。

食事

たんぱく質が筋肉になるので、多めに摂取するように言われました。

運動

運動量が多すぎると炎症が出てしまうので、100%を1回ではなく、60%を2回に分けることが大切だと伺いました。こまめに運動するように意識します。

運動の仕方

いきなり走るのは負担がかかるのでNG。

歩く時間を多く取り準備運動をして、最後に走るのはOK。

今までは、「広場まで歩く(5分)→走る(30分)→歩く(30分)」という流れでした。疲れていると引っ張り癖が落ち着いてお散歩しやすいですが、これでは負担がかかってしまうので、歩く時間と走る時間を変更し、

  • 朝 歩く(30分)→走る(20分)
  • 夕方 歩く(30~40分)

にします。また、オビディエンストレーニングを組み込み、頭も使うようにします。

マッサージ

足の付け根と背中から腰にかけてのマッサージを習いました。

足の付け根は朝起きてすぐと散歩前に行います。

腰は疲れていたらマッサージをするようにします。

サプリメント

痛みが出たら後ろ足を舐めるので、その時はアンチノールをオススメされました。

ジャンプ禁止

ボール遊びはしてもいいけどジャンプをさせないように。

原っぱや砂利は滑って良くないので、できればコンクリートで遊ぶのがベストだと伺いました。

まとめ

今回はみなとよこはま動物病院で行ったレーサー療法のこと、今後の生活で気を付けることをまとめました。

股関節形成不全だと人工関節などの外科治療しかないと思っていました。しかし、レーザー療法などの内的治療で現状を維持することもできるのだと知ることができました。

また、外科治療・内的療法のメリット・デメリットも聞くことができました。どんな質問にも真摯に分かりやすく答えて頂き、とても有意義な診察でした。

ルナはまだ運動が好きで筋肉もよく付いているので、獣医と相談の元、しばらく内的療法を続けていきたいと思います。

何度も記載しましたが、軽度の股関節形成不全の場合の内容となります。その子によって合う治療は異なるので、自己判断だけでなく動物病院で診察してもらうこと、セカンドオピニオンも大切だと思いました。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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