こんにちは、しかくです。我が家には愛犬のボーダーコリーが2頭います。
チョコホワイトのルナが現在「股関節形成不全(軽度・現在は経過観察)」と診断されています。
今回は、
についてまとめました。これからボーダーコリーを迎えようと思っている方、股関節について不安がある方の参考になれば幸いです。
股関節形成不全
股関節形成不全とは
画像引用元:アニコム損保
股関節形成不全とは、関節部分の骨の変形により骨盤の骨と大腿骨がかみ合わなくなり、関節に炎症が起こり痛みが出る病気です。
大型犬(ゴールデンレトリーバー・ラブラドールレトリーバーなど)・超大型犬(バーニーズマウンテンドッグ・セントバーナードなど)が患いやすいと言われています。
股関節形成不全の症状
などがあります。生後1歳までに発症することが多いと言われています。
少しでも愛犬の歩行に違和感を覚えたら動物病院で検査をおすすめします。
股関節形成不全の原因
と言われています。
遺伝的な要因
関節形成不全の遺伝子が特定されていない為、正確な理由はわかっていないようです。健康的な両親からも股関節形成不全の子が生まれてしまう可能性があるということですね。
環境的な要因
肥満や極端な運動により、足腰に大きな負担をかけて発症することもあるそうです。
肥満は大きな負担となるので、適正体重の維持が大切です。
股関節形成不全になってしまったら
軽度の場合
内科的治療
外科的治療
愛犬が股関節形成不全と診断されるまでの過程
我が家の愛犬・ルナが股関節形成不全と診断されるまでの過程をまとめました。
散歩時間・運動量・家の環境
散歩時間・運動量
ルナがお散歩デビューをしたのはワクチンプログラムが終わった生後4ヵ月頃。社会化のためにドッグランに行ったり、家の周りをお散歩していました。
生後6ヵ月頃にロングリードを購入し、家の近くの広場で遊ぶ時間も増えました。
その頃家の中での破壊活動が多く、なるべく疲れさせようと、朝夕「広場でボール遊び 30分~40分・お散歩 30~60分」orドッグラン 1~2時間をしていました。
ジャンプの制限は特に設けていませんでした。ボールやディスクを取る時にジャンプするときはありました。
ただのお散歩だけでは満足してくれなかったので走る時間を1日2回作っていました。
今思うと体が出来上がるまで、走る時間は1日1回程度で良かったと思います。運動量が多かったなと反省しています…。
家の環境
家の中は滑るフローリングの対策として、フロアマット → フローリングワックス → フロアコーティング を行いました。現在はフロアコーティングと滑り止めマットを併用しています。
↓ 滑り止めを試してみた詳細はこちら ↓
家の家具は掃除ロボットが通れる高さのものを購入したのでワンコには高さがあります。犬用ベッドを置いて階段代わりにしています。
↓ ペットベッドの詳細はこちら ↓
股関節形成不全と診断されるまで
生後6ヵ月くらいからドッグランで走った後、後ろ足を引きづることがありました。家で休むと次の日には治ったように見えていました。心配だけど、当時はそこまでの知識がなく「ひねったのかな?」程度でそのまま過ごしていました。
違和感があったらすぐ動物病院に行くべきでした。
その後、SNSで繋がった兄妹犬が股関節形成不全を診断されたことを知りました。ドッグランで出会った股関節形成不全の超大型犬の飼い主さんから「足を引きづることがあるのなら一度診察した方がいい」と言われ、レントゲンが撮れる動物病院を診察しました。
股関節形成不全と診断される
2022年9月・ルナ1歳3か月「股関節形成不全」と診断されました。
寛骨のくぼみが浅く、大腿骨頭が変形していました。
1歳前ならできる外科手術(骨盤3点骨切り術)もありましたが、ルナは当時1歳3ヵ月ということ・歩行困難な状態ではないので、すぐに手術ではなく経過観察となりました。
いつか股関節全置換術(人工関節)の予定でお金を貯めている状況です。
レントゲン写真
1歳3ヵ月の時、股関節形成不全と診断されたのがショックでレントゲンの写真を撮るのを忘れていました。5ヶ月後に経過観察に行った際の写真です。
ルナ 1歳8ヵ月
大腿骨頭が変形しています。現在もまだ走れる状態なので経過観察で、次の診察は半年後です。
アリス 7ヵ月
アリスも一緒に診てもらいました。アリスは正常な股関節と太鼓判を押してもらいました。
日常で気を付けていること
軽度ではありますが股関節形成不全のルナの為に日常で気を付けていることを以下にまとめました。
体重管理
体重が増えると股関節の負担になるので、適正体重の維持に努めています。
獣医と相談の元、ルナの体型にあった13kgをキープするようにしています。
関節の為のサプリメント
関節用のサプリは種類が多く迷いました。
ネイチャーベット(NatureVet)は、自然の素材だけを利用し、グルコサミンやヒアルロン酸だけでなく、緑イ貝も含んだ関節用のサプリメントです。1日1個与えています。
お高いですが愛犬の為!
1日約150円なので、120錠を購入しています。
サプリだけと薬並みに効くと噂のアンチノールも気になっています。
運動量
獣医と相談し、朝のボール遊びで走らないと犬種柄どうしてもストレスが溜まってしまいます。走ることとボールが大好きなルナが望むうちは続けます。
夕方のお散歩は行ける時に行く形です。朝ボール遊びをしていれば家の中でもおとなしくしてくれます。
ドッグランはたまに行きます。楽しくて沢山走ってしまうので、休憩時間を確保するように心がけています。
ジャンプ禁止
平行に走るよりジャンプが負担になるので、ディスクは禁止。
外でボール遊びの時は低く遠くに投げてジャンプをさせないように。家の中ではソファやベッドにジャンプしないように階段を設置しました。
股関節形成不全の原因は?
原因は分かりません。上記に記載しましたが、7割が遺伝・3割が環境・健康的な両親からも股関節形成不全の子が生まれます。
ルナの同胎犬は生後半年で股関節形成不全と診断されています。またルナと両親が同じ半年前生まれの子も関節が悪い(形成不全を診断は受けていませんが足が悪いと感じているようです)。
遺伝的要因を感じました。しかし、子犬のうちから運動量が多かったのも要因の一つかもしれません。正確な理由はわかりませんが、色々が重なって、ルナは股関節形成不全になったのだと思います。
これからボーダーコリーの子犬を迎える方へ
股関節形成不全は大型犬・超大型犬に多い病気ですが、ボーダーコリーも発症する可能性があります。
「ボーダーコリーをお迎えしたい」と考えている方は、
と思っているのではないでしょうか?私はそうでした。
ルナが股関節形成不全になってから我が家では、激しい運動禁止・ディスク禁止・アジリティ禁止となりました。ルナとディスクをするのがすごく楽しかったですが、残念です…。
ブリーダーからお迎え予定の方は、ぜひとも「ブリーディングポリシーを持ったブリーダー」を探してください。犬舎によってどんなブリーディングをしているかが異なります。
ドッグスポーツやディスクをしたい方にはそれに精通したブリーダーでお迎えをするのが良いと思います。
また、犬舎見学の際には、犬舎の環境・親犬・遺伝子検査の結果を見て聞くことも大切だと思います。
ルナの時は犬舎の環境・親犬・遺伝子結果、全部見ていませんでしたので…遠慮せずどんどん聞けば良かったです。
アリスはボーダーコリ専門犬舎で「骨格はスタンダード。遊ぶ時は遊ぶ、くつろぐときは横に寄り添ってくれる、家庭犬として育てやすい子」をブリーディングポリシーにしている犬舎でした。ルナは興奮しがちな子なので、一緒にいる子は落ち着きのある子が良かったのでここの犬舎にしました。
まとめ
今回は股関節形成不全のこと、愛犬が診断されるまでをまとめました。
またブログにまとめたいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました!